2025年12月7日放送の『ポツンと一軒家』は、徳島県の奥深い山あいで発見された“人知れぬ挑戦”に光を当てました。
主人公は、定年退職後の人生を「地域のために」と決め、コツコツ10年、山の土地を開拓し、手作りでグラウンドゴルフ場を作り上げた86歳の男性。
「老後」や「孤独」とは無縁の、情熱に満ちた生き方に多くの視聴者が胸を打たれました。
ゲストは、つるの剛士さんと藤原さくらさん。
二人もまた、自然と人が織りなす温かい光景に驚きと感動を隠せませんでした。
この記事では番組の流れや舞台裏はもちろん、
ご夫婦の背景や地域の変化、現地の空気感など、テレビでは伝えきれない感動を“物語”として掘り下げてご紹介します。
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目次
ポツンと一軒家!徳島の山奥に広がる手作りの楽園
山々が連なる徳島県某所。
番組の調査スタッフが衛星写真で見つけた「謎の空き地」に、四輪駆動車で分け入っていくシーンから今回の物語は始まります。
車がやっと一台通れる山道を進むと、静寂の中に現れたのはきれいに芝が張られた広場。
その端には、木材を使った東屋や、手作りの看板。
地元の木を活用し、屋根はトタン、ベンチやテーブルまで全て自作です。
ここは、かつて荒れ放題だった山の一角。
「最初は雑草と竹に覆われて、野生動物の通り道くらいしかなかった」とご主人は笑います。

それが今では、見違えるほど手入れされ、地域の人たちの“心のオアシス”となりました。
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86歳、ご主人が10年かけて叶えた夢
放送終了後は見られなくなります。
「定年退職後、ぽっかり時間が空いた時に“これから自分に何ができるのか”を考えた」とご主人。
農作業も一区切り、孫も成長し、家にこもりがちな日々。「体も頭も使わないと、どんどん老けてしまう」という危機感もありました。
ある日、かつて畑だった山の一角を見つめ、「ここに何か残せないか」と思い立ちます。
最初はスコップと鎌だけ。
根の深い雑草を抜き、石を拾い、地面を均すところから始めました。
腰を痛めて動けない日も、雨で作業ができない日も、少しずつ少しずつ。
“今日より明日、少しでも広げたい”という一心で、10年の歳月を積み重ねてきました。

そして、「せっかくなら、みんなが集まれる場所を」とグラウンドゴルフ場を作ることを決意。
用具も自作、ルールも本やテレビで研究。
山の傾斜を活かし、変化に富んだコースを考案しました。
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夫婦で歩んだ二人三脚の日々
ご主人の挑戦を誰よりも近くで見守ってきたのは、長年連れ添う奥さまです。
「最初は“また変なこと始めて…”と呆れたけど、毎日一生懸命で。だんだん応援したくなった」と奥さまは微笑みます。
暑い日には麦茶、寒い日は温かいお茶を。
お昼にはおにぎりや手作りの漬物を持って山へ。
ご主人が熱中しすぎて体調を崩しそうな時は、作業を止めて休ませることもあったそうです。
ある時、ご主人が道具を持ったまま転倒して怪我をしたことも。
「心配でたまらなかったけれど、『やりたい』という気持ちに水を差すことはしたくなかった」と振り返ります。

二人で草刈りをしたり、ベンチのペンキ塗りを手伝ったり…
夫婦で作業する時間が、自然と笑顔を生み、また夫婦の絆を深めてきたのです。
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“噂の広場”が地域を変えた

最初の数年は本当に一人きりの作業。
ところが、コツコツ整地を続けるご主人の姿を、近くの農家や散歩中の住民が目にするように。
「何を作ってるんだろう?」と興味を持ったご近所さんが、休憩がてら立ち寄るようになりました。
「昔は子どもたちが駆け回っていたけど、今は誰もいなくて寂しいね」
そんな声が広がり、「じゃあ、皆で遊べることしようや」と自然と輪ができていきました。
口コミで広がり、今では15〜20人が集まる月例のグラウンドゴルフ大会や、地元の小学生との親子交流会も開かれています。

人が集まれば、そこに笑いが生まれ、誰かが持ってきたお菓子や漬物を分け合い、まるで昔ながらの“縁側文化”が蘇ったような時間が流れています。
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そば米雑炊に込めた地域へのおもてなし

グラウンドゴルフの後には、奥さま特製の「そば米雑炊」でおもてなし。
地元産のそばの実、地場野菜をふんだんに使い、味付けはだしと醤油だけのシンプルな郷土料理です。
羽釜で炊いた雑炊の香りに包まれ、みんなで大鍋を囲んで食べる光景は、まさに“ふるさと”の原風景そのもの。
「誰でも食べにおいで」と、ご主人と奥さまは分け隔てなく声をかけます。
「子どもたちが『おかわり!』って来るのが嬉しい」「顔を合わせて一緒に食べると、不思議と心も元気になる」と参加者たち。

雑炊を食べ終えた後の「また来るけんな!」という声が、グラウンドゴルフ場を“地域の家”へと変えていったのです。
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つるの剛士・藤原さくらも感動した現地の温かさ
「ポツンと一軒家」広大な敷地に大小5つの建物…!? 80代のご主人が、10年かけて手作りした遊び場とは?「楽しくて、ひとつも苦にならないんです」@potsun_abctv #ポツンと一軒家 https://t.co/EPRblVsPfM
— ABCマガジン【公式】 (@abc_mgzn) December 6, 2025
ゲストのつるの剛士さん、
「こういう場所が今の日本に一番大事なんじゃないか」とつるのさん。
藤原さんも「手作りの芝や東屋、看板一つひとつから、ご夫婦の思いが伝わってきて、胸が温かくなりました」と語ります。
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“老いても挑戦”という生き方が地域の希望に
「歳をとったからできない、じゃなくて、やろうと思ったらなんだってできる」
ご主人が語ったこの言葉に、スタジオの出演者・視聴者からも大きな反響がありました。
ご主人自身、80代になってからも毎朝6時には起きてグラウンドの手入れ。
コースの芝刈りや掃除、小屋のペンキ塗りなど、地道な作業を今も続けています。
ご夫婦は「自分たちが元気なうちは、ここを守っていきたい。いずれ誰かが受け継いでくれたら」と話します。

その想いに共鳴した地域の若者や移住者が、手伝いや新しいイベントを提案する動きも生まれ、世代を超えた新たな交流が広がりつつあります。
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放送が伝えた「生きる力」と「支え合い」
便利さや効率が重視される現代社会。でも、実は“人が直接つながる場所”こそが、本当の安心や喜びを生み出すのではないでしょうか。
今回の放送は、「自分の手で何かを生み出す」「人のために動く」ことの素晴らしさと、
年齢や立場に関係なく、誰もが“地域の主役”になれることを教えてくれました。
都会では味わえない時間、誰もが気軽に立ち寄り、笑顔と会話が生まれる場所。

この山奥のグラウンドゴルフ場は、まさに“地域の希望の灯り”です。
前回の放送では!
ポツンと一軒家帰れマンデー見っけ隊!!3時間SPの壮大コラボ旅の魅力
こちらも見逃せない!
ベスコングルメ羽田美智子が歩く京都の絶品町中華と紅葉グルメ旅の魅力
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まとめ ~誰かのための挑戦が生む奇跡~
今回の『ポツンと一軒家』が私たちに教えてくれたことは数えきれません。
• 山奥で一人の86歳男性が手作りしたグラウンドゴルフ場
• 奥さまと二人三脚で10年、地道に築き上げた努力
• そば米雑炊に象徴される“おもてなし”と地域交流
• 世代を超えた集いの場となり、新たな輪が生まれる
• ゲスト二人も感動した“生きる力”と支え合いの原点
• 年齢や場所を超えた「挑戦する心」が人を動かす
この一軒家は、ただの“家”ではなく、人がつながり、地域を明るく照らす「希望の場所」となっています。
誰かのために動くことで、人生が輝き始める——
そんな温かいメッセージが、きっとこれからも多くの人に届いていくことでしょう。
