2026年1月31日(土)9:30〜9:55 テレビ朝日「食彩の王国」ブロッコリー特集の事前ガイドです。放送内容や紹介先は変更になる場合があります。最新情報は各公式情報をご確認ください。
はじめに 冬の横須賀で主役になるブロッコリー
冬の食卓で“緑のごちそう”として存在感を放つのがブロッコリーです。寒さにあたることで糖度が上がり、噛むほどに甘みが広がります。さらに2026年4月からは国の「指定野菜」に加わる見込みで、キャベツや大根と並ぶ“基本の野菜”としての存在感が高まります。つまり、味でも栄養でも、そして家計でも頼れる旬野菜ということです。
今回の放送では、神奈川県横須賀市の畑で育つブロッコリーが主役です。直売所に並ぶ朝どれの美しさ、料理人が惚れ込む食材力、そして“丸ごと使い切る”知恵まで、立体的に描かれる回になりそうです。この記事では、放送をより楽しむための背景知識と、家庭で再現しやすいコツをまとめます。
食彩の王国!ブロッコリーの旬価値 甘み・香り・食感のピークは冬

ブロッコリーはビタミンC、葉酸、食物繊維、カリウムなどをバランスよく含みます。特に冬の露地ものは、寒さから身を守るために糖や旨み成分が蓄えられ、茎まで瑞々しく、蕾は“プチッ”と弾ける食感になります。選ぶ際は、
・蕾がぎゅっと詰まっている
・全体に濃い緑色で、切り口がみずみずしい
・茎が太すぎず、表面がすべすべ
を目安にすると外しません。保存は乾燥対策がカギです。芯に十字の切り込みを入れて湿らせたキッチンペーパーを当て、立てて野菜室へ。冷凍は小房・スライス茎・刻み葉に分け“使い切り小分け”にすると平日がラクになります。
横須賀の畑と直売所を味わう すかなごっその朝どれ力
出典:食彩の王国:公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/?pc_yjweb
横須賀の魅力は、海風と温暖な気候、そして土の力が同居している点です。市内の大型直売所「すかなごっそ」には、早朝に収穫されたブロッコリーがずらりと並びます。ぎゅっと締まった蕾、みずみずしい茎、鮮烈な緑は“いま食べれば絶対おいしい”のサインです。直売所では、
・茎が細めで締まった“スティック系”はソテー向き
・がっしり大玉は蒸し・スープ・フライ向き
・葉付きは“丸ごと料理”に最適
と、用途で選ぶ楽しさもあります。朝どれは火通りが早く、過加熱になりにくいのも家庭調理にはうれしいポイントです。
ブロ雅農園
ブロ雅農園
〒238-0316 神奈川県横須賀市長井4丁目4111−2【google map】
TEL:080-3399-3825
ブロ雅農園:公式Facebook
ブロ雅農園:公式Instagram
JAよこすか葉山 大型農産物直売所 すかなごっそ
JAよこすか葉山 大型農産物直売所 すかなごっそ
〒238-0316 神奈川県横須賀市長井1丁目15−15【google map】
TEL:046-856-8314
営業時間:9:30~18:00(3月~10月)
9:30~17:00(11月~2月)
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
農産物直売所「すかなごっそ」:公式HP
農産物直売所「すかなごっそ」:公式Instagram
中華の技“油通し”が解く 鮮やかさと甘みの鍵
番組では、横須賀の中華店「チャイナキッチン関」が登場予定です。プロの現場で用いられる“油通し”は、野菜の水分を油でコーティングして色と甘みを閉じ込める下処理。家庭では、以下の“おうち版・軽油通し”が安全で失敗しにくいです。
ブロッコリーは小房に分け、茎は5mm厚の斜めスライス、葉はざく切り。
フライパンに大さじ1の油を入れ、中弱火で温める。
茎→蕾→葉の順で入れ、塩ひとつまみをふり、30〜60秒やさしく混ぜる。

香りが立ったら湯またはスープ50mlを注ぎ、蓋をして30秒蒸す。仕上げに香油を少量。
このひと手間で、色は鮮やかに、甘みはグッと前に出ます。中華の炒め物に限らず、和洋の炒め・蒸し・和え物にも応用できます。
チャイナキッチン関
出典:食彩の王国:公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/?pc_yjweb
チャイナキッチン関
〒240-0102 神奈川県横須賀市荻野9−3【google map】
TEL:046-874-7503
三浦海岸の新作フレンチに挑戦
東京・南麻布で10年以上レストランを続け、素材の良さを大切にした料理で評価を重ねてきた大塚野絵シェフ。
2023年、「食材が育つ場所の近くで料理がしたい」という思いから地元に戻り、新たに店をオープンしました。
今回、大塚シェフが向き合ったのは、鈴木さんが育てた“丸ごとのブロッコリー”です。
採れたてをそのまま味わい、まず確かめたのは、部位ごとに違う食感や味わいでした。
つぼみだけでなく、これまであまり使われてこなかった葉や茎にも目を向け、それぞれの良さをどう引き出せるかを考えていきます。
ブロッコリーを主役に、余すところなく使い切るための工夫が次々と生まれていきました。
こうして完成したのは、ブロッコリーの新たな魅力を引き出した新作フレンチ。
まさに、ブロッコリーの“新しい時代”を感じさせる一皿の誕生です。
LEGUME
LEGUME
〒238-0101 神奈川県三浦市南下浦町上宮田3117−5【google map】
TEL:070-9139-6615
営業時間:土日祝:15時~21時(20時L.O.)
平日:17時~23時(22時L.O.)
定休日:水曜日 火曜不定休
LEGUME:公式Instagram
四代目の畑哲学 ブロ雅農園が伝える“丸ごと”の価値
横須賀市長井の四代目、鈴木雅智さん(ブロ雅農園)は、苗づくりから徹底した管理で“畑で仕上がる”ブロッコリーを育てています。根張りの良い苗は、茎や葉まで旨みが行き渡り、食べた瞬間に違いが出ます。鈴木さんが強調するのは「ブロッコリーは蕾だけの野菜ではない」という視点。葉はほろ苦さと香り、茎は甘みと歯切れ、芯はみずみずしさ、とパーツごとに個性があります。
この“丸ごと思想”はフードロスの削減にも直結します。可食部を広げるだけでなく、食感や香りのレイヤーが増え、料理の完成度が一段上がるのです。
子どもに伝わる畑の授業 6000人が学ぶ食育の現場
ブロ雅農園では小学生向けの畑体験を継続的に実施し、年間6000人以上が参加する人気プログラムに育っています。畑で葉や茎をかじり、旬の甘さに驚く経験は、食に向き合う“入口”として強力です。「葉っぱも食べられるんだ」「茎がいちばん好き!」という実感は、家庭でも“丸ごと使う”行動へ自然につながります。旬の畑が教えてくれるのは、栄養だけではありません。“もったいないを減らす感性”と“食材への敬意”です。
フレンチが切り開くブロッコリーの新時代
後半はフレンチのアプローチにも注目です。横浜「野菜レストランさいとう」では冬のスープにブロッコリーの旨みを立体的に重ねる技が披露される見込みです。さらに、三浦海岸のビストロ「LÉGUME(レギューム)」大塚野絵シェフは、蕾・茎・葉を役割分担して一皿の中に配置。パーツごとに火入れと味付けを最適化することで、「ひとつの野菜の中に広がる多彩な表情」を可視化します。ブロッコリーの世界は、茹でてマヨネーズだけでは終わりません。香ばしさ、青い香り、ナッティな甘み、スモーキーさ……要素を“設計”すると、主役ディッシュになります。
野菜レストランさいとう
野菜レストランさいとう
〒222-0011 神奈川県横浜市港北区菊名6丁目5−16【google map】
TEL:045-434-1761
定休日:月曜日・第二日曜日
(祝日の場合は翌日休)
野菜レストランさいとう:公式HP
野菜レストランさいとう:公式Instagram
家庭で再現できる かんたん“丸ごと”レシピ
●丸ごと蒸しブロッコリーの塩バター
房ごとに分けず、芯の十字に包丁を入れる。
厚手鍋に大さじ1の水と塩少々、ブロッコリーを入れ弱中火で5〜7分蒸す。
竹串がすっと入ったらバター少量を絡め、黒こしょう。蕾はそのまま、茎は輪切り、葉はちぎって添える。
→ ひと品で三様の食感。まずは“素材の力”を体感できます。
●茎ポタージュ×カリカリ葉チップス
茎と芯は薄切り、玉ねぎ少量と一緒にオリーブ油で弱火10分。
水と塩を加えて5分煮、ミキサーで滑らかに。牛乳または豆乳で濃度調整。
120℃のオーブンで葉を10分乾かし、仕上げに砕いてトッピング。
→ 茎の甘さが主役。葉は香りのアクセントになり、無駄がゼロに。
●“軽油通し”の鶏ブロ炒め
鶏ももは塩と酒で下味、片栗粉薄衣。
ブロッコリーは前述の“軽油通し”。
鶏を焼き、ブロッコリーを戻して鶏がらスープ少量、しょうが、しょうゆで仕上げ。
→ 火入れは短く、余熱で仕上げるのがコツ。色・香り・食感が生きます。
●ブロッコリーと柑橘のサラダ(冬限定のごちそう)
蕾はさっと塩茹で、茎は薄切りの生。
みかんや柚子を合わせ、オリーブ油、塩、胡椒、少量のはちみつで和える。
→ 冬ブロッコリーの“甘み×ほろ苦み”に、柑橘の酸と香りがぴたりと合います。
“丸ごと”を支える下ごしらえの鉄則
・下茹では“沸騰1分+余熱1分”が万能。茎は先に、蕾はあとから。
・塩は早めに当てて浸透圧で甘みを引き出す。
・水っぽくしないため、湯から上げたらザルでしっかり湯切り。扇風機やうちわで表面の湯気を飛ばすと食感が際立ちます。
・油との相性は抜群。オリーブ油、ごま油、バター、ラード…香りで“着替え”させると一気に料理上手に見えます。
“指定野菜”入りで何が変わるのか 生活者目線のポイント
指定野菜は、日常的に食べることが前提の“基盤野菜”です。ブロッコリーが加わると、家庭での活用はますます広がります。
・店頭に並ぶ期間が長く、品質も安定しやすい
・価格の急変時にも供給確保の議論が進みやすい
・学校給食や外食でもメニューが増える
結果として、家庭での“使い回し力”がさらに高まります。サラダ、スープ、炒め、パスタ、丼、弁当…どれにもハマるのがブロッコリーの強みです。
横須賀を味わう“半日モデルコース” 放送を見たら行きたくなる
午前:すかなごっそで朝どれ野菜をチェック
昼:海沿いの公園で“丸ごとサラダ弁当”ピクニック
午後:市内ベーカリーでサンド用のパンを購入→茎のピクルスと合わせて自家製サンドを楽しむ
帰宅後:茎ポタージュを仕込み、夕食の前菜に
“買って終わり”にしない、体験型の過ごし方です。ブロッコリーが一日の“主役”になります。
プロの一皿に学ぶ“設計思考” 家庭で真似できる3ステップ
パーツ分解…蕾・茎・葉を別々に。目的(彩り、香り、甘み)を決める。
火入れ設計…蕾は短時間、茎はじっくり、葉は余熱。
味の役割…蕾=メインの味、茎=甘みの芯、葉=香りと苦みのアクセント。
この三段設計で、家庭料理の完成度が格段に上がります。たとえば“丸ごとペペロンチーノ”なら、茎をじっくり炒めて甘みを出し、蕾は最後に合わせ、葉は火を止めてから。塩の角をレモンの酸で丸めれば、レストランの味に近づきます。
よくある質問Q&A
Q1 下茹での塩分はどれくらい?
A1 海水より薄い0.5〜1%が基本。色が保たれ、下味も決まります。
Q2 茎の筋が気になるときは?
A2 外側を薄くそいで“カルパッチョ用の薄切り”に。炒めやスープなら筋ごと薄切りでOK。
Q3 子どもが葉を嫌がります。
A3 葉は刻んでチヂミやオムレツに混ぜると食べやすいです。胡麻和えやツナマヨ和えも◎。
Q4 前日にゆで置きして大丈夫?
A4 可能ですが、水分が出やすいので“固めにゆでて急冷→しっかり水切り→翌日さっと加熱”が安全です。
Q5 お弁当に入れるコツは?
A5 水分を飛ばし、粉チーズやパン粉で表面を“乾かす”とべちゃつきません。茎はスティックでディップもおすすめ。
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“丸ごと”を合言葉に 旬のブロッコリーを主役に
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今回の「食彩の王国」横須賀編は、ブロッコリーの景色を変える回になりそうです。畑では四代目の哲学が息づき、直売所では朝どれが輝き、厨房では中華とフレンチが技を競う。そして家庭では、蕾・茎・葉の三位一体で“主役の一皿”に仕上がります。丸ごと使い切ることは、味の深みを生み、フードロスを減らし、旬の価値を最大化します。明日の買い物リストに“ブロッコリー(葉付き)”を加えたくなるはずです。放送情報
番組名:食彩の王国
放送日時:2026年1月31日(土)9:30〜9:55(テレビ朝日)
特集:栄養満点 旬のブロッコリーを丸ごと味わう
語り:薬師丸ひろ子
※放送内容や登場店舗・生産者は変更の可能性があります。


