〜自然とチーズが出会う場所、那須高原へ
栃木県・那須高原。美しい自然が広がり、四季折々の景色に癒されるこの場所は、首都圏からのアクセスも良く、観光地として高い人気を誇ります。しかし、那須の魅力は景色や温泉だけではありません。今、全国のグルメ通たちから注目を集めているのが、那須高原で作られる「美味しいチーズ」です。
2025年9月27日放送のテレビ朝日「食彩の王国」では、そんな那須高原のチーズにスポットが当てられました。放送で紹介されたのは、家族で酪農とチーズ作りに取り組む姉妹の物語。自然の恵み、家族の絆、そして確かな技術が詰まったチーズは、食べた人の心まで温かくしてくれます。
この記事では、番組の内容を振り返りながら、那須高原のチーズ文化や、姉妹が営むチーズ工房「So-boku(そーぼく)」の魅力、訪れるべきおすすめスポットまで、たっぷりとご紹介します。
目次
食彩の王国!那須高原とチーズ文化の深い関係
那須高原は、冷涼な気候と広大な牧草地が特徴の地域です。酪農が盛んで、特に那須塩原市は「生乳の生産量が全国第2位」として知られています。まさに“ミルク王国”ともいえる場所です。
この地域では毎年「畜産まつり」が開かれ、搾りたての牛乳を使ったチーズやスイーツ、料理が楽しめます。チーズフォンデュやラクレット、アリゴなど、那須高原では本場顔負けのチーズ料理を味わえるレストランが増え続けています。

那須の自然と酪農文化が融合することで、土地の個性が表現されたチーズが次々と誕生し、「那須=チーズの聖地」というイメージが定着しつつあります。
姉妹が守る牧場と始まりの物語
番組で紹介されたのは「チーズ工房 So-boku」。場所は那須塩原市。運営しているのは、眞嶋牧場の姉妹である眞嶋千帆さんと七重さんです。
もともと家族で営む牧場があり、父・雄二さんが1頭の牛から始めたという歴史があります。2018年、姉妹はその基盤を生かしてチーズ工房を立ち上げました。
毎朝6時、牧場で搾ったばかりのミルクを工房に運ぶところから一日が始まります。ジャージー牛とホルスタイン牛、2種の牛乳をブレンドし、それぞれの特性を生かしたチーズづくりを行っています。

姉妹のチーズ作りには、共通の哲学があります。それは「ミルクをマッサージするように扱う」こと。手間を惜しまず、丁寧に、ミルクの声を聞くように向き合う姿勢が、ふくよかで優しい味わいのチーズを生み出しています。
那須高原で楽しめるチーズ料理の魅力
「チーズ工房 So-boku」では、工房直営のレストランでチーズをたっぷり使った料理を堪能できます。
• 濃厚で香ばしいチーズフォンデュ
• こんがり焼けたラクレットを削り落とす迫力の演出
• ほんのり甘い“チーズの赤ちゃん(フロマージュブラン)”を使った前菜
• チーズを生かしたジェラートやスイーツ
他にも那須には「フィンランドの森」という人気観光スポットがあり、ここではフランス発祥のアリゴ(じゃがいもとチーズを練り上げた郷土料理)を提供しています。

また、チーズとパンの相性にこだわった「ホテルエピナール那須」のカフェ「Komorebi Table」も見逃せません。焼き立てパンと地元チーズの組み合わせは、多くのファンを虜にしています。
家族全員で作り上げる“食の物語”
那須高原の澄んだ空気と広大な牧草地の中で、眞嶋家は代々酪農を営んできました。現在は、父・雄二さんが築いた牧場を、姉妹の千帆さんと七重さんが受け継ぎ、チーズ工房「So-boku」を中心に新たな挑戦を続けています。
工房の毎日は、まだ薄暗い早朝から始まります。姉妹は搾りたての生乳を大切に扱いながら、それぞれの役割をこなしていきます。チーズ作りはただの工程作業ではなく、「生き物と向き合うような繊細な感覚」が必要です。ミルクの香りや温度、手触りの微妙な違いを感じ取りながら、愛情を込めて仕上げていく作業は、まさに芸術そのもの。
母・芳子さんは、工房の裏手にある畑で育てた野菜を使い、姉妹のチーズと組み合わせた温かい家庭料理を用意します。ランチタイムには、その料理が工房併設のカフェスペースで提供されることもあり、訪れた人々をやさしく迎えます。母の味は、眞嶋家の“もうひとつの看板”と言っても過言ではありません。
そして、兄・大輔さんは酪農の要である牧場を支える存在です。牛舎の掃除、エサの管理、設備のメンテナンス、牛たちの健康チェックなど、縁の下の力持ちとして家族全体の活動を支えています。機械に頼らず、牛一頭一頭と向き合う姿は、動物への深い愛情と責任感に満ちています。
時には家族全員で力を合わせてイベントに出店したり、地域のマルシェに参加することもあります。テントを張って試食用のチーズを並べ、訪れた人と直接会話する時間は、家族にとって大切な交流の場です。そこには、作り手としての誇りと、お客さんとつながる喜びが詰まっています。

那須高原特有の大きな寒暖差、清らかな湧き水、ストレスの少ない飼育環境。こうした自然環境も、家族の努力を後押ししてくれます。眞嶋家は「自然から与えられるものに感謝し、それを最大限に生かす」という考え方を大切にしており、その哲学がチーズの味に表れています。
「食べる人の笑顔が見たい」
「この土地の素晴らしさをチーズで伝えたい」
そんな想いを胸に、家族それぞれが自分の持ち場を全力で守りながら、1つのチーズという形に情熱を注いでいるのです。
姉妹の笑顔、母の温もり、兄の頼もしさ、そして亡き父の残した想い。それらが一つになり、「So-boku」のチーズは今日も那須の自然とともに、人々の食卓へと届けられています
一流シェフも注目するチーズの可能性
姉妹が作るチーズは、地元だけでなく一流シェフからも高い評価を受けています。
特に、リゾナーレ那須「OTTO SETTE NASU」の総料理長・北浦琢視シェフは、そのミルキーな味わいと香りに惚れ込み、料理に積極的に取り入れています。地元野菜とチーズを融合させたイタリアンは、新たな那須ブランドの誕生を感じさせます。

観光客だけでなく、業界のプロフェッショナルも認める品質。それが「So-boku」のチーズが特別である理由です。
那須高原で訪れたいチーズスポット
那須でチーズを堪能したいなら、以下のスポットは必ずチェックしておきましょう。
● チーズ工房 So-boku(眞嶋牧場)
搾りたての牛乳から作られるナチュラルチーズ。牧場見学やチーズ作り体験も人気。
〒325-0103 栃木県那須塩原市青木1858−2
TEL:090-6135-1720
営業時間:土曜日、日曜日、11時00分~16時00分
定休日:月曜~金曜
チーズ工房 So-boku:公式HP
チーズ工房 So-boku:公式Instagram:https://www.instagram.com/so_boku/
● フィンランドの森 メッツァネイト
北欧の雰囲気の中でアリゴやラクレットが楽しめるレストラン。
〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久
TEL:0287-78-7128
フィンランドの森 メッツァネイト:公式HP
フィンランドの森 メッツァネイト:公式Instagram
● ホテルエピナール那須 Komorebi Table
焼きたてパンとチーズを組み合わせた限定モーニングが話題。
〒325-0002 栃木県那須郡那須町高久丙1番地 1F エピナール那須
TEL:0287-78-6000
ホテルエピナール那須 Komorebi Table:公式HP
ホテルエピナール那須 :公式Instagram
● リゾナーレ那須 OTTO SETTE NASU
那須の旬野菜とSo-bokuチーズを使った創作イタリアンを提供。
〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久 乙 道下2301
TEL:050-3134-8093
リゾナーレ那須 OTTO SETTE NASU:公式HP
リゾナーレ:公式Instagram
どの施設も、単なる「食事」にとどまらず、チーズの背景にある物語や土地の魅力に触れることができます。
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まとめ〜チーズは那須の“宝物”そのもの
食彩の王国:公式HP
食彩の王国:公式Instagram
那須高原で生まれるチーズは、単なる乳製品ではありません。それは、自然の恵みと家族の愛情、そして職人の情熱が織りなす“物語”の結晶です。
「食彩の王国」で描かれた姉妹の取り組みは、地方に根ざした暮らしと、グローバルな食文化をつなぐ大切な一歩となっています。
那須を訪れた際には、ぜひこのチーズたちを味わってみてください。きっと、口にした瞬間に、那須の風景や家族の笑顔が思い浮かぶはずです。
