はじめに
2025年8月に放送されたテレビ朝日系「ポツンと一軒家」では、和歌山県の深い山奥にある一軒家が紹介されました。ゲストは薬丸裕英さんと甲田まひるさん。清流で捕れる天然うなぎや、代々続くニホンミツバチの養蜂といった豊かな自然の恵みを満喫する暮らしに密着し、都会では味わえない魅力に迫りました。本記事では、番組の放送内容や和歌山の舞台背景、ゲストの感想まで詳しく解説します。
目次
ポツンと一軒家の舞台は和歌山県の山奥
今回の舞台は和歌山県の山間部。最寄りの集落から車で40分以上かけて辿り着く、人里離れた一軒家です。川の谷間に広がる敷地には複数の建物が立ち並び、自然と共生する暮らしが営まれていました。この家の持ち主は、20年前に親戚が住んでいた空き家を購入し、2拠点生活を始めた男性です。

彼の暮らしは、まさに山や川とともにある生活。澄んだ空気や豊かな緑に囲まれながら、自然から直接恵みを得るライフスタイルを実践しています。都会での便利さとは異なる“本当の豊かさ”を感じさせる舞台でした。
ニホンミツバチの養蜂と山の恵み

この家の暮らしの中で最も象徴的なのが、先代から脈々と受け継がれてきた「ニホンミツバチの養蜂」です。一般的に流通する西洋ミツバチに比べて、ニホンミツバチは繊細でデリケートな生き物。彼らの養蜂には、山の自然と絶妙なバランスを保ちつつ、長い時間をかけて学んできた知恵や技術が必要です。この家の主人は、春になると山桜や野花が咲き乱れる場所に巣箱を設置し、ミツバチたちが自らの力で巣を作り始めるのを見守ります。自然の摂理を大切にし、人の手を加え過ぎない日本伝統の飼育方法は、蜂の生態を尊重した“共生”のスタイルと言えるでしょう。
この養蜂では、ミツバチが集めた花蜜が熟成し、巣の中でじっくり時間をかけて蜂蜜へと変わります。採蜜も年に一度程度しか行わず、自然の恵みを無理なく頂くのがモットー。日本の山で育った蜜は、透明感があり味わい深く、香り豊か。市販の蜂蜜とは比べものにならない贅沢な逸品です。実際に番組の中でも、薬丸裕英さんと甲田まひるさんが自分の手で採蜜にチャレンジ。手間ひまをかけたその作業の様子や、初めて味わう“本物の蜂蜜”の感動が印象的でした。
さらに、主人は蜂の生態や環境変化にも細やかな気配りを忘れません。天候や山の花々の開花状況、ミツバチの動きに気を配りながら、時には害虫や野生動物から巣箱を守る工夫も重ねます。昔ながらの知恵と現代の工夫を融合させたこの暮らしは、まさに持続可能な自然利用の実例と言えるでしょう。
また、家のすぐ近くを流れる澄んだ清流には、天然の鰻が生息しています。この地域の清流は、山々のミネラルが溶け込んだ水質で、鰻や川魚が豊かに育つ絶好の環境。主人は子どものころから受け継いだ独自の仕掛けや罠を使い、時期や水温にあわせて鰻を丁寧に捕獲しています。その手法は、川の生態系を壊さないように最小限の量だけを採る「必要な分だけいただく」伝統的な知恵。
捕まえた鰻は、薪火でじっくり焼き上げたり、地元の伝統的なタレで味付けしたりと、食卓を豊かに彩ります。食材は買うものではなく“山からいただくもの”という考え方が、現代社会とは一線を画すポイント。まさに自然のサイクルを尊重し、与えられたものに感謝しながら生きる姿は、都会の便利さや効率重視の価値観とは対照的です。

このような暮らしぶりは、見ている視聴者にも大きな影響を与え、「本当の豊かさとは何か」を問い直すきっかけになったのではないでしょうか。
男性の人生と暮らしの哲学
この家で暮らす男性は「ここに勝るような場所はない」と力強く語ります。彼にとって、自然の中で生きることは単なる趣味や選択肢ではなく、人生そのものの意味を見出す営みです。20年間にわたりこの山で暮らしてきた中で、都会生活では得ることのできない「心の豊かさ」や、森羅万象と一体になる感覚を大切にしてきました。
たとえば、四季の移ろいを肌で感じる生活は、都会にいてはなかなか体験できません。春は山桜や野花の香り、夏は清流の音やカエルの鳴き声、秋は紅葉や実りの山の幸、冬は雪景色や薪ストーブのぬくもりといった、五感をフルに使って楽しむ日々。その全てが彼の人生に彩りを与え、「生きている実感」につながっています。
また、彼が山暮らしで心がけているのは、自然と“争わずに寄り添う”こと。無理に自然をコントロールしようとせず、季節や天候、動植物のサイクルに合わせて自分の生活を最適化する工夫を重ねています。食材を育て、必要な分だけ山や川から分けてもらうことで、自然の恵みに改めて感謝する心が育ちます。
この家は元々空き家だったものを再利用しており、古民家の修繕やリフォームも全て自分の手で行ってきました。梁や柱には昔の家族の歴史や思い出が刻まれており、それを受け継ぎながら「自分らしい暮らし」を築き上げてきたのです。空き家を活用することで、近年問題となっている地方の空き家問題にも一石を投じています。これからの社会で注目される持続可能な暮らしや、地域資源の循環利用のヒントが詰まっているとも言えるでしょう。
さらに、彼が何よりも誇りにしているのは“人とのつながり”。たとえ山奥でも、近隣の住民や昔からの知人、時には都会から訪れる若者や家族とも交流を持ち、お互いの知恵や経験をシェアしています。孤独ではなく「地域社会の一員」として生きる姿は、田舎暮らしに憧れる多くの人々にとって希望の光となっています。
薬丸裕英さんは、VTRを見ながら「代々受け継がれた作法で山の暮らしを楽しんでいる姿に、理想の生き方を見せていただいたよう」と深い感銘を受けていました。実際にこの男性の“日々を大切に生きる”姿勢や、何事にも手間を惜しまない生活の知恵は、多くの視聴者の心にも強く響いたことでしょう。甲田まひるさんも、「自然の中での生活がこんなにも充実しているなんて、都会育ちの自分には想像もつかなかった」と感動を隠しきれない様子でした。

また、彼の暮らしぶりは、若い世代やこれから移住を考えている人々にとっても大きなヒントとなっています。「便利さや物の豊かさだけでは得られない“心の贅沢”」──それを体現するこの男性の哲学こそが、現代社会が失いかけている本当の価値観なのかもしれません。
和歌山県が育む自然の魅力

和歌山県は温暖な気候と豊かな自然に恵まれた地域です。四季折々で表情を変える大自然の風景は、訪れる人々の心を癒してくれます。特に山間部には清らかな清流や、手つかずの森林が広がり、そこには多様な動植物が息づいています。春には新緑が芽吹き、山桜や野の花が咲き誇り、初夏にはホタルが舞う幻想的な夜を楽しめます。夏は涼やかな川辺で水遊びや渓流釣り、秋には山全体が紅葉に染まり、冬はしんしんと雪が降り積もる静かな時間が流れます。これら四季折々の自然は、和歌山で暮らす人々の生活リズムを作り出しています。
また、和歌山県の山間部は、ニホンミツバチや天然鰻といった貴重な自然資源が今なお豊かに残る数少ない地域でもあります。ニホンミツバチは環境の変化に敏感なため、農薬や開発の影響を受けにくい和歌山の山里だからこそ安定した生息が可能です。天然鰻も、ミネラルをたっぷり含んだ山の水と、川と山が絶妙に交じり合う生態系によって守られてきました。今回紹介された一軒家の暮らしは、まさにこの自然の循環を壊すことなく、守り、活かし、次世代へ受け継いでいくという理想的な暮らしの形を体現していました。
さらに、和歌山県の魅力は大自然だけにとどまりません。観光地として有名な熊野古道や高野山といった世界遺産のほか、海辺の温泉地や、果樹園が広がる中紀・南紀地方、黒潮が運ぶ新鮮な魚介が味わえる港町もあります。しかし、それだけでなく、こうした山里の暮らしや、そこで受け継がれてきた文化・伝統に触れることこそ、和歌山を訪れる本当の魅力のひとつと言えるでしょう。
たとえば、里山で受け継がれる年中行事や、地元の人々が作る手づくりの保存食、素朴な祭りや民芸品など、暮らしの知恵や文化が息づく場面がたくさん残っています。訪れる人はただ観光名所を巡るだけでなく、地元の方々とのふれあいや、日常の中に溶け込んだ自然との共生の在り方から、多くの学びや感動を得られるはずです。

このように、和歌山県は自然の豊かさとともに、そこに暮らす人々の知恵や文化、そのすべてが調和して新しい価値を生み出しています。和歌山を訪れた際は、ぜひ山里の暮らしや自然にも触れてみてください。観光地としての有名な熊野古道や高野山だけでなく、こうした山里で過ごす時間も、人生を豊かにしてくれる大きな魅力のひとつです。
番組を通じて感じる学び
「ポツンと一軒家」は、ただ辺鄙な場所にある家を紹介する番組ではありません。その背景には必ず人々の選択や人生の物語があります。今回の放送でも、自然と共生する生き方の価値や、心豊かな暮らしの在り方について考えさせられました。

薬丸裕英さんと甲田まひるさんのリアルな驚きや感動のコメントが加わることで、視聴者にとってもより身近に感じられたのではないでしょうか。
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まとめ:ポツンと一軒家!和歌山県 薬丸裕英と甲田まひるが感動した山の暮らし
和歌山県の山奥で紹介された「ポツンと一軒家」は、ニホンミツバチの養蜂や天然鰻といった自然の恵みを享受しながら暮らす男性の姿が印象的でした。都会の便利さとは違う、豊かな心を育む生き方にゲストも感動。日本の地方に残された自然と共生する暮らし方の魅力を改めて感じられる放送内容でした。
