東北の深い緑に映えるあじさいの花々が織りなす幻想的な景色を楽しめる「みちのくあじさいまつり2025」。岩手県一関市にある「みちのくあじさい園」を舞台に、6月下旬から7月上旬にかけて約1ヶ月間開催される本イベントは、日本あじさい協会から「日本一のあじさい園」として認定されるほど規模と華やかさに定評があります。本記事では、訪れる前に知っておきたい開催概要や料金情報、見どころのポイント、アクセス方法、注意事項などを丁寧に解説します。
目次
みちのくあじさいまつり2025の開催概要

みちのくあじさいまつりは2025年6月25日(水)から7月21日(月・祝)まで開催されます。メイン期間中は、園内に約400種5万株のあじさいが色とりどりに咲き誇り、来場者を魅了します。特に7月4日(金)から7月21日(月・祝)までの期間限定で、池に色とりどりのあじさいの花を浮かべた幻想的な「あじさいの池」イベントも同時開催されます。池面に映り込む花びらの美しさはまさに圧巻で、一度は目にしたい光景です。
みちのくあじさいまつり開催期間
開催期間:2025年6月25日(水)~7月21日(月・祝)
あじさい池開催:2025年7月4日(金)~7月21日(月・祝)※開花状況により前後する場合あり
開催時間:8:00~17:00(最終入園16:00)
場所:〒021-0102 岩手県一関市舞川字原沢111
問い合わせ先:みちのくあじさい園 TEL.0191-28-2349
料金情報とお得なカート利用
みちのくあじさいまつり2025の入園料は、前期と後期で異なります。6月25日から7月3日までは前期料金として大人1,000円(高校生以上)、小中学生500円、未就学児無料です。また、7月4日から7月21日までは後期料金として大人1,500円(高校生以上)、小中学生500円、未就学児無料となります。あじさいの見頃は例年7月上旬から中旬ですので、後期に訪れると色鮮やかな花々を堪能できるでしょう。
さらに園内散策が苦手な方や時間を短縮したい方には、有料カートの利用がおすすめです。カートは1台あたり800円で、3~4名まで乗車可能。園内スタッフが運転し、約40分で散策路を一周します。足腰に不安がある方でも花の美しさを無理なく楽しめるうえ、ペット同乗はできませんので注意しましょう。カートは予約優先制のため、早めに問い合わせ・予約することを推奨します。
入園料(前期):大人1,000円、小中学生500円、未就学児無料
入園料(後期):大人1,500円、小中学生500円、未就学児無料
カート利用料:おひとり800円(3~4名乗車可・ペット不可・予約優先)
園内の見どころポイント
約2kmの散策路で花の森林浴を満喫

みちのくあじさい園は広大な敷地に約2kmの散策路が整備されており、杉林の中を歩きながらあじさいの華やかな花並みを楽しめます。木漏れ日が差し込む林間コースは、蒸し暑い夏でも木陰の涼しさを感じられるため、長時間歩いても快適です。また散策路の随所にはベンチや休憩スペースが設けられており、疲れたときは立ち止まってゆったりと花を愛でることができます。
約400種5万株の豊富な品種数

園内には西洋種から日本固有品種まで、約400種ものあじさいが植栽されています。色彩や花姿は品種によって多彩で、紫や青、ピンク、白など、同じ散策路でもポイントごとに異なる表情を見せるのが特徴です。特に夜明けから午前10時ごろまでが花の色合いが最も鮮やかに映える時間帯と言われているため、早朝の訪問もおすすめです。
幻想的なあじさいの池

後期期間限定で見どころとなる「あじさいの池」は、池の水面にあじさいの切り花を浮かべて演出される幻想的なスポットです。光が水面に反射し、花びらの色合いが水面に映り込む光景は息をのむ美しさで、フォトスポットとしても大変人気があります。池の周囲には遊歩道があり、水面を仰ぎ見ながら静かなひとときを過ごせます。時間帯によっては池のほとりにかすかな霧が立ち込め、神秘的な雰囲気がさらに高まることもあります。
四季を彩る併設の庭園エリア
あじさい園の敷地内には、あじさい以外の季節ごとの花も植栽されており、訪れるたびに異なる風景を楽しめる工夫が施されています。春先には桜やシャクナゲ、初夏にはラベンダーなど、あじさいの開花前後に一足早く訪れても花の景色を楽しめるよう配慮されている点が魅力です。秋には紅葉が美しく彩り、冬には雪景色の中で落ち着いた雰囲気を味わえます。
みちのくあじさい園アクセス方法と注意事項
車でのアクセス
みちのくあじさい園へは車での来園が便利です。園内は山道となっており舗装されていない箇所もあるため、雨天時はぬかるみやすくなるため注意が必要です。ご来園の際は歩きやすい防水仕様の靴で行くことをおすすめします。駐車場は完備されていますが、見頃の時期は混雑が予想されるため、早めに到着するか、公共交通機関との組み合わせも検討するとよいでしょう。
駐車場約160台 大型バスなど状況により駐車台数変動あり
東北自動車道、一関ICより車で約20分
公共交通機関利用
最寄り駅はJR東北本線・水沢駅です。水沢駅からはタクシーで約25分ほどかかります。バス路線は限られているため、事前に運行状況を確認し、タクシーの手配をおすすめします。公共交通機関を利用する場合は余裕をもって行程を組むと安心です。
【バス】
一関駅前西口バスターミナル 3番のりば
東磐交通バス・猊鼻渓・摺沢線
所要時間:約32分「水上(みずかみ)」下車→徒歩約15~20分
【東磐交通・バス時刻】所要時間 約32分
行き・一関駅前発 9:45,13:00
帰り・水上バス停発 12:00,16:00
※上記時刻 1日2便のみ、他の便はありません。
運賃(片道) 300円
注意事項
園内の散策路は一部が未舗装の山道です。滑りにくく歩きやすい靴を履いてください。
カート利用はペット不可です。園内にはペット同伴可能なエリアはありません。
雨天時は足元がぬかるむため注意し、傘やレインコートなどの雨具を準備してください。
ゴミは持ち帰りを徹底し、園内の美化にご協力ください。
一関観光協会:いちのせき観光navi:公式HP
おすすめの楽しみ方と周辺スポット
早朝の静寂の中で鑑賞する
あじさいは朝露に濡れた状態で見ると花びらが一層生き生きと輝きます。開園直後の8時すぎに訪れると、まだ人影もまばらで静寂の中に咲き誇るあじさいをゆったりと楽しめます。日中の混雑を避けたい方や写真撮影を思う存分楽しみたい方は、早起きして訪れるプランを検討してみてください。
カートでのらくらく散策
園内には上り下りがあるため、体力に自信がない方や家族連れ、高齢者の方にはカート散策が便利です。カートに乗りながら風を感じ、あじさいの海をゆっくりと進む時間は格別です。運転はスタッフにお任せできるため、安心して景色を堪能できます。
周辺の観光スポットと組み合わせる
一関エリアは歴史ある街並みや温泉地なども豊富にあります。あじさい鑑賞の後は、近隣にある一関温泉郷でひと休みするのもおすすめです。また、一関市内には中尊寺や厳美渓などの名所も点在しているため、連泊して東北観光を満喫するとよいでしょう。
地元グルメを堪能する
一関市は南部せんべいやもち料理など郷土料理が有名です。あじさい鑑賞の合間に地元の食材を使ったそばや定食を楽しむことで、文化・自然・食のトリプル体験ができます。特に近隣の道の駅や地元の直売所では新鮮な野菜や果物を手に入れることができ、お土産選びにも便利です。
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みちのくあじさいまつり2025まとめ
みちのくあじさいまつり2025は、東北地方でも屈指のあじさいの名所として知られるみちのくあじさい園で開催される、約1ヶ月の大規模な花祭りです。約400種5万株ものあじさいが織りなす色鮮やかな風景と、7月上旬から中旬にかけて楽しめるあじさいの池は一度は訪れたい絶景です。開園時間は8時から17時までで、期間中は無休ですので、早朝からゆったりと散策を満喫できます。
園内の散策路は約2kmと広く、歩きやすい靴を用意し、体力に不安がある方はカート利用を検討してください。駐車場は完備されていますが、見頃の時期には混雑しやすいため、時間に余裕をもって移動しましょう。周辺には温泉や歴史名所、地元グルメも充実しているため、あじさい鑑賞を中心にしつつ、東北観光を満喫できるプランを立てると充実した旅になります。
2025年の夏、岩手の自然が織りなすあじさいの景色を楽しむ「みちのくあじさいまつり2025」へぜひ足を運んでください。