2025年5月18日(日)朝7時30分から放送されるTBS系列「がっちりマンデー!!」では、埼玉県を中心に200店舗以上を展開するローカルスーパー「ヤオコー」に密着した特集が放送されます。ヤオコーと聞いて「聞いたことがあるけど、何がすごいの?」と思われた方もいるかもしれません。実はヤオコーは35期連続で増収増益を続ける、業界でも注目される超優良企業なのです。
今回の放送では、ヤオコー社長の川野澄人氏がテレビ初出演。日々の売り場の工夫や惣菜の開発にかける想い、他社にはない体験型の店づくりなど、急成長の裏にある秘密が明かされます。本記事では、放送内容をもとにヤオコーの魅力をわかりやすく解説し、お届けします。
目次
がっちりマンデーヤオコーとは?成長の背景と企業概要
ヤオコーは埼玉県川越市に本社を置き、関東地方を中心に200店以上を展開しているスーパーマーケットチェーンです。売上高は業界4位、経常利益では日本一を誇るなど、高収益体質が際立っています。創業以来、地域密着を掲げ「毎日行きたくなるスーパー」を目指して、独自の店舗戦略を磨いてきました。
2025年3月期には、35期連続の増収増益を達成。これは大手チェーンでも類を見ない快挙であり、その裏には徹底した現場主義と、社員一人ひとりのこだわりが存在しています。
ヤオコーのお惣菜が美味しすぎる秘密
ヤオコーの強みのひとつが「お惣菜」のクオリティです。家庭の味に近づけながらも、プロの手仕事を感じさせる商品が多くの顧客を魅了しています。
特に注目されたのが、「18回巻きの厚焼玉子」。通常の玉子焼きは数回の巻きで仕上げるのが一般的ですが、ヤオコーでは鉄板で丁寧に18回も巻き上げ、しっとりふわふわの食感を実現しています。
また、「お惣菜の鬼」と呼ばれる社員が中心となって行う開発会議にも注目が集まりました。現場の声を反映しながら、新しい味を模索する会議では、社内試食や意見交換を重ね、毎回クオリティの高い惣菜が生み出されています。

さらに、ボウルで一つひとつ丁寧に手で握られる「おはぎ」は、口当たりが柔らかく、どこか懐かしさを感じる優しい味に仕上がっています。
買い物が“体験”になるユニークなサービス
ヤオコーでは買い物がただの商品購入にとどまらず、家族で楽しめる“体験”の場になっていることも人気の理由です。
たとえば、「マグロの解体ショー」。生のマグロをその場で解体し、切り身にして販売するイベントは、来店客にとって圧倒的な迫力と鮮度感を提供します。子どもから大人まで楽しめるこの取り組みは、他のスーパーにはない大きな魅力の一つです。

そのほか、店舗には「ピザ窯」や「ペット広場」が併設されていることも。買い物の合間に子どもやペットと触れ合ったり、焼き立てのピザを味わうことができるため、ショッピングそのものがレジャー感覚で楽しめます。
ヤオコー!地域ごとのニーズに応える「南北政策」

ヤオコーの店舗戦略でもう一つ特筆すべきは、「南北政策」と呼ばれる地域別のマーケティングです。埼玉県を「北エリア」と「南エリア」に分け、それぞれの地域性に応じた商品展開やチラシ作成を行っています。
北エリアはミドルシニア層や年金生活者が多く、健康志向や懐かしさをテーマにした商品ラインナップを重視。例えば、薄味の惣菜や昔ながらの家庭料理風メニューが好まれています。
一方、南エリアは共働き世帯や子育てファミリーが中心で、時短ニーズに応える即食系商品や、ボリューム重視のおかず類を強化しています。このようなきめ細やかな戦略が、地域のお客様からの信頼と支持を集め、リピート率を高めているのです。
ヤオコー:公式HP
ヤオコー:公式Instagram
社長自ら現場に立つ経営姿勢
今回の「がっちりマンデー!!」では、社長・川野澄人氏がテレビ初出演を果たし、自らの経営哲学を語りました。現場主義を徹底し、社員とのコミュニケーションを大切にするその姿勢は、単なる経営者という枠を超え、全社的な一体感を生み出しています。
「地域のお客様のニーズを捉えることが、すべての原点です」と語る川野社長の言葉は、成長企業の本質を見事に表現していました。
前回の放送では!
がっちりマンデー!! 園芸ビジネス最前線ガイド5月11日(日)朝7時
まとめ:ヤオコーに学ぶ、地域密着と体験型の未来型スーパー経営
がっちりマンデー:公式HP
ヤオコーが他のスーパーと一線を画す理由は、商品の質、体験価値、地域戦略、そして人材力にあります。「がっちりマンデー!!」の放送を通じて、全国の視聴者はその秘密に触れ、スーパー業界の未来像を感じたことでしょう。
今後もヤオコーは、“日常にちょっとした楽しさと感動を添えるスーパー”として、ますますの進化が期待されます。地域密着の強みと体験型のサービスを武器に、今後どのような展開を見せるのか注目です。