日々の忙しさに追われる中で、ふと立ち止まりたくなる瞬間があります。
もし、そんな時に“心をそっと癒してくれる場所”があったなら──。
今回ご紹介するのは、長崎市の外海（そとめ）地区にある「そとめベーカリー」。
美しい海と自然に囲まれたこの小さな町に、テレビ番組『人生の楽園』で注目された、ある家族の心温まるストーリーがあります。
都会から離れ、パン作りを通して再び歩み始めた家族の軌跡。
その裏には、病と苦難を乗り越えた強い絆と、「人を幸せにするパン」への想いがありました。
この記事では、「そとめベーカリー」の誕生から、地域とのつながり、そして未来への夢までをご紹介します。
読み終わるころには、きっとあなたもこのパン屋に訪れたくなるはずです。
目次
人生の楽園！長崎市の外海心を癒す海辺のパン屋「そとめベーカリー」
長崎県長崎市外海（そとめ）地区に佇む「そとめベーカリー」は、テレビ番組「人生の楽園」で紹介され、多くの人の心を打ちました。海と自然に囲まれたこの静かな町で、家族の絆を深めながらパン作りに励む中野さん一家の物語は、多くの視聴者に感動を与えました。
中野朋子さんと夫の照巳さん、そして長女の英美さんが営む「そとめベーカリー」。潮風と波音に包まれたこのパン屋は、単なる店舗ではなく、家族の再出発と幸せの象徴なのです。
人生の転機は突然に 訪れた病と移住の決断
朋子さんは埼玉県上尾市で育ち、社会人として精密機器製造会社で働いていました。結婚後、地元の浦和市で幸せな家庭を築いていましたが、夫・照巳さんが潰瘍性大腸炎を患い、生活は一変します。
仕事を辞めざるを得なくなった照巳さんの代わりに、朋子さんは猛勉強して社会福祉士の資格を取得。家族で沖縄へ移住し、福祉施設に就職しました。しかし、慣れない土地と激務に心身共に疲弊していく朋子さん。そんな彼女を癒してくれたのが、自宅で焼くパンでした。
焼きたてのパンを家族が喜んで食べてくれる。その笑顔が朋子さんの支えとなり、次第に「パン屋として生きていきたい」という夢が芽生えていきます。
長崎・外海との出会い 心が洗われた瞬間
そんなとき、知人から「長崎に来てみないか」という一言がきっかけで訪れた外海地区。教会の鐘の音、澄みきった青空、そして夕陽に染まる海。自然が織りなす絶景に心が洗われ、「ここで生きていきたい」と直感しました。
「家族が健康で、心豊かに暮らせる場所を見つけた」──朋子さんのこの言葉には、当時の思いがすべて詰まっています。
長崎市外海そとめベーカリー開業 家族の再出発
2018年、中野家は長崎・外海に移住。古民家を購入し、一階を改装してパン屋にする準備を始めました。資金面でも体力的にも決して簡単な道ではありませんでしたが、夢への想いと家族の支えが力になりました。
そして2022年、ついに「そとめベーカリー」がオープン。こだわりのパンは口コミで評判となり、営業日には開店と同時にお客様が列を作るほどの人気店となっています。
そとめベーカリーの所在地とアクセス！
出典：食べログ：公式HP：https://tabelog.com/nagasaki/A4201/A420101/42012973/dtlphotolst/1/smp2/
- そとめベーカリー
〒851-2403 長崎県長崎市神浦江川町６２３−２ - TEL：090-2251-7198
バス停(神の浦／長崎バス)徒歩0分
営業時間：10時00分～18時00分 定休日：火曜日、水曜日、木曜日
カフェスペース
出典：つるみなとポータル：公式HP：https://tsuruminato.jp/for_family/584/
つるみなとポータル公式HPでの紹介記事
おもに自家製酵母、国産小麦粉、北海道よつばバターなど、厳選した材料を使い手間ひまかけた手づくりパンを提供しています。売れ切れ次第終了となります。
『そとめベーカリー』には、いつも20種類以上のパンが並んでいて、たくさんのお客さんでにぎわっています。お店では、地元の人たちと一緒に作った特別なパンも人気です。たとえば、常連の濵口さんの庭で採れたキンカンを丸ごと使った「金柑カンパーニュ」や、地元の中学生が育てたお茶「外海中茶」を入れた「あんこ食パン」などがあります。
小さなお子さんからお年寄りまで、いろいろな人がこのパン屋さんを楽しみにしています。地元の人たちも「こんなにおいしいパン屋さんができてうれしい！」と喜んでいます。これからも、おいしいパンでたくさんの笑顔を届けてくれることでしょう。
出典：人生の楽園：公式HP：https://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/?pc_yjweb
そとめベーカリーへのアクセス！
そとめベーカリーへ長崎駅から車で約35.9 Km、約50分の道のりです。
駐車場 有り
そとめベーカリー周辺の施設
そとめベーカリー周辺で、道の駅夕陽が丘そとめや遠藤周作文学館などがあり
ドライブコースに最適です。
道の駅 夕陽が丘そとめまでは、そとめベーカリーから車で約6.8 Km、約9分
- 道の駅 夕陽が丘そとめ
- 〒851-2327 長崎県長崎市東出津町１４９−２
- TEL：0959-25-1430
- 道の駅 夕陽が丘そとめ：公式HP
雄大な景色が見られる、夕陽が素晴らしい道の駅です。是非立ち寄ってみて下さい。
出典：道の駅 夕陽が丘そとめ公式HP：https://www.yuhigaoka-sotome.com/
そとめベーカリー！パン作りのこだわりと温かさ
朋子さんのパン作りには、ただ美味しさを追求するだけでなく「食べた人が幸せになること」が大切にされています。素材はできる限り地元のものを使用し、安心・安全であることを第一に考えています。
特に人気なのは、ふわふわ食感の食パンと季節の野菜を使った総菜パン。焼きたてのパンの香りが店内に広がると、お客様は自然と笑顔になります。「今日はどれにしようかな？」とパンを選ぶ時間が、訪れる人々にとって小さな幸せとなっています。
家族で築く小さな幸せ 英美さんの笑顔も支えに
現在15歳の長女・英美さんは、学校が休みの日に店の手伝いをしてくれています。接客をしながら「いらっしゃいませ」と元気に声をかける姿は、地域の人々からも愛されています。
「家族が元気で、こうして一緒にお店ができるのが嬉しい」と微笑む英美さんの存在が、中野さん夫婦にとって何よりの支えです。
パンを通じて深まる家族の絆。それは外海の自然と人々の温かさがあってこそ育まれたものです。
地域と共に歩む そとめベーカリーのこれから
「そとめベーカリー」は、単なるパン屋にとどまらず、地域の人々とのつながりを大切にしています。地元のイベントにも積極的に参加し、町の活性化にも貢献。移住者としてこの地に根を張りながら、町の一員として地域と共に歩んでいます。
朋子さんと照巳さんの目標は「この町で、もっと多くの人に笑顔を届けること」。将来的には、パン作りのワークショップや子どもたちの食育活動にも取り組みたいと話します。
そとめベーカリーのパンお取り寄せ出来ます。
詳しくは、問い合わせして下さい。
人生の楽園で描かれた、本当の豊かさ
テレビ番組「人生の楽園」で描かれたそとめベーカリーの物語は、多くの人にとって「本当の豊かさとは何か」を考えるきっかけとなりました。
都会の喧騒から離れ、自然と調和した暮らしの中で、家族が笑顔で過ごす日々。それこそが、現代の私たちが忘れかけている幸せの原点ではないでしょうか。
前回放送では！
人生の楽園！山口周南市の東洋館で蘇る父の味！復活町の洋食店
こちらも見逃せない！
秘密のケンミンSHOW極！讃岐うどん最前線と大阪フミン苦手2連発とは？
最後に そとめベーカリーに訪れてみませんか？
長崎市外海地区にある「そとめベーカリー」は、海と空と緑に囲まれた癒しのパン屋です。心のこもったパンと、温かい家族の笑顔に出会える場所。もし長崎を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
きっと、あなたの心にも優しい風が吹くはずです。