宮城県塩竈市の夏の風物詩「第78回塩竈みなと祭 前夜祭花火大会」が、2025年7月20日(日)に開催されます。この花火大会は、塩竈の港町らしい情緒あふれるロケーションと、緻密な演出が融合した、東北有数の人気イベントとして知られています。花火とともに海の香りや潮風、そして訪れる人々の期待と歓声が交差し、街全体がひとつの舞台装置となって華やかに彩られます。
東北の海と空を舞台に、色鮮やかな花火が塩釜港を照らす幻想的な一夜。打ち上げられる花火は、職人の技術が詰め込まれたスターマインや創作花火の数々で、観る者すべてに感動を与えます。特に水中花火と呼ばれる演出は、水面に咲く大輪の光が特徴で、訪れた人の心を強く打ちます。
この記事では、開催概要から有料観覧席情報、出店の魅力、アクセス方法、本祭についてまで、初めて訪れる方にもわかりやすいように丁寧に解説します。地元の人々はもちろん、遠方から訪れる観光客にとっても、この祭りを存分に楽しめるよう、実用的な情報をたっぷりとご紹介していきます。
目次
夏の夜空を彩る感動体験「塩竈みなと祭 前夜祭花火大会」とは?

塩竈みなと祭は、昭和21年に始まり、2025年で78回目を迎える東北屈指の伝統的な港祭りです。その前夜に行われる「花火大会」は、地域住民や観光客にとって欠かせないビッグイベント。約40分間にわたり、海上スターマインや創作花火など、塩釜ならではの演出が展開され、毎年13万人を超える来場者が訪れます。
特に海面に映る水中花火は、他の花火大会にはない幻想的な美しさで、訪れた人々の心を鷲掴みにします。
第78回塩竈みなと祭花火大会の開催概要と見どころ
●開催日程 2025年7月20日(日) 20時00分〜20時40分(約40分間)
●会場 宮城県塩竈市・塩釜港周辺(マリンゲート塩釜、湾ダフルしおがま海浜公園、塩釜港西埠頭)
●打ち上げ数 約8,000発
●例年来場者数 約132,000人(2024年実績)
●開催可否の決定時間 当日14時ごろに公式サイトで発表予定
第78回塩竈みなと祭:前夜祭花火大会:公式HP
見どころポイント
海面と夜空を一体に使った「水中スターマイン」
音楽と連動する「創作花火」のストーリー性
40分間、間断なく続く迫力の花火ショー
幻想的で創造力あふれる演出は、他の花火大会とは一線を画します。特に港の静寂を背景に、花火の反射が水面に揺れる光景は、一度見たら忘れられない感動です。
有料観覧席の詳細とチケット情報 混雑を避け、快適に花火を鑑賞したい方には有料観覧席がおすすめです。エリアごとに種類と価格が異なりますので、用途や予算に合わせて選びましょう。
湾ダフルしおがま海浜公園 観覧席
桟敷指定席(最前列確約・4名まで・椅子4脚付):6,000円
椅子指定席(1名):4,000円
VIP指定席(1ドリンク付き・プライベート):10,000円
東屋席(8名まで・テーブル・椅子付き):50,000円
塩釜港西埠頭 観覧席
桟敷席(1.8×1.8m・駐車場1台分付):8,000円
桟敷席(ブルーシート付):6,000円
イオンタウン塩釜 屋上観覧席
テーブル席(4名掛け):15,000円
ベンチ席(2名掛け):8,000円
パイプ椅子席(1名・自由席):3,000円
チケット購入方法 「チケットぴあ」で予約・購入が可能です。早めの購入をおすすめします。
詳しくは、公式HPで!第78回塩竈みなと祭:前夜祭花火大会:公式HP
会場周辺のイベント
・出店情報 花火大会当日は、塩竈港一帯が夏祭りムード一色になります。多彩な出店や体験イベントが盛りだくさんで、昼から夜まで1日中楽しめます。
湾ダフルしおがま海浜公園(15:00~21:00) 約40店舗が軒を連ね、地元グルメやスイーツ、夏の定番・かき氷や唐揚げ、焼きそばなどが勢揃い。家族連れにも人気の高いスポットです。
港町公園(縁日広場/15:00~21:00) お子さま向けのゲーム屋台やくじ引きが並び、夏祭りらしい懐かしい雰囲気を楽しめます。
マリンゲート塩釜バス駐車場(地域間交流ブース/12:30~17:30) 以下の全国の交流自治体が出店予定:
山形県村山市
秋田県大館市
福島県喜多方市
栃木県足利市
岐阜県大垣市
愛知県碧南市
兵庫県養父市
それぞれの地域の特産品販売や観光パンフレット配布が行われ、旅行気分も味わえます。

アクセス方法と当日の注意点 自家用車の来場は不可! 花火大会当日は会場周辺に駐車場は用意されていません。また、交通規制や大規模な渋滞が予想されるため、公共交通機関の利用を強く推奨します。
電車でのアクセス
JR仙石線「本塩釜駅」から徒歩約10分
JR東北本線「塩釜駅」から徒歩約30分
バス・シャトル情報
「しおナビ」通常運行
「Newしおナビ」は当日運休
注意事項まとめ
周辺道路の混雑は17時以降がピーク
路上駐車・違法駐輪は即時取り締まり対象
会場周辺での立ち止まり観覧も禁止エリアがありますのでご注意ください
翌日は本祭も開催!2日間にわたる伝統行事 前夜祭の翌日、2025年7月21日(月・海の日)には「塩竈みなと祭 本祭」が開催されます。 海と陸を舞台にした神聖な行列と活気あるパレードは、塩竈の文化を肌で感じられる貴重な体験です。
本祭スケジュール
神輿海上渡御:12:15 出港 ~ 17:10 帰港
陸上パレード:14:00 開始予定
船に乗った神輿が海を渡る光景は、まさに「港町の祭り」ならでは。荘厳な空気と活気が共存する2日間の祭礼は、遠方からの観光客にも強くおすすめできます。
最新情報は公式サイト・SNSでチェック 天候によっては花火の中止もあり得るため、開催可否は必ず事前に公式情報をご確認ください。
塩竈市公式サイト(観光振興課):公式HP
塩竈みなと祭:公式サイト
塩竈みなと祭:公式インスタグラム(当日リアルタイム配信もあり)
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まとめ|塩釜の夜を彩る、忘れられないひととき
「第78回塩竈みなと祭 前夜祭花火大会」は、ただ花火を楽しむだけのイベントではありません。港町ならではの文化や地域の温かさ、人と人とのつながりを体感できる、まさに塩釜ならではの夏の祭典です。
海面に映る幻想的な水中スターマインは、訪れた人の心に深く刻まれるでしょう。さらに、地域の味が詰まった出店で食の魅力を堪能できるのはもちろん、全国から集まる自治体との交流ブースでは、それぞれの町の文化や物産を通じたふれあいが楽しめます。
そして、翌日に開催される本祭では、神輿の海上渡御や陸上パレードといった迫力ある行事が展開され、伝統と活気が融合した唯一無二の時間が流れます。
友人や家族、恋人とともに、潮風を感じながら、夜空を染める光のアートを体験してみてください。美しいだけでなく、心まで満たされるひとときが、きっとあなたの一生の思い出になるはずです。
