人生の楽園は岩手二戸市でニノガーデンを開いた夫婦が描く花と彫刻の庭

人生の楽園は岩手二戸市でニノガーデンを開いた夫婦が描く花と彫刻の庭

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 〜人生を花開かせる場所が岩手にあった〜

人生の新しいステージで、心からやりたいことを実現したい――

そんな想いを抱く人に勇気をくれる場所が、岩手県二戸市に誕生しました。その名も**「ニノガーデン」**。

2025年10月18日放送の「人生の楽園」でも取り上げられ、一躍注目を集めたこのガーデンは、藤嶋淑子さんと明範さんご夫婦が、定年退職後に“第二の人生”として選んだ挑戦の集大成です。

二人が歩んできた人生や家族の物語、そして花と彫刻のハーモニーが生まれるまでの軌跡は、同じように新しい一歩を踏み出したいと考えている方にとって、かけがえのないヒントと希望を与えてくれます。

このブログ記事では、「ニノガーデン」の魅力をたっぷりとご紹介します。

花や自然、アート、そして夫婦の絆や人生の再出発に興味のある方、心から癒やされたい方に向けて、わかりやすく丁寧に解説していきます。

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人生の楽園!岩手・二戸市に広がる癒やしのガーデン「ニノガーデン」とは

「ニノガーデン」は、岩手県二戸市の小高い丘の上にあります。

ここはもともと畑だった土地。藤嶋夫妻が6年かけて土を耕し、花を植え、木々を整え、たくさんの汗と愛情を注いできた場所です。

春には色とりどりのチューリップやクリスマスローズ、初夏にはラベンダーやバラ、夏にはひまわりや色鮮やかな宿根草、秋にはコスモスや紅葉した木々――。

四季折々、ガーデン全体が絵画のように移り変わります。

訪れる人は、花と自然の美しさに包まれながら、心安らぐひとときを過ごすことができます。

ガーデンの中には、明範さんが手掛けた彫刻や石皿作品も点在しています。

てわみ
てわみ

花々とアートが自然な形で調和し、まるで野外美術館のような贅沢な空間です。

二人の人生と出会い 〜異なる道を歩んだ夫婦の物語〜

ニノガーデン誕生の背景には、ご夫婦それぞれの人生の物語があります。

淑子さんは、岩手県二戸市(旧福岡町)で生まれ育ちました。3人姉妹の末っ子として、にぎやかな家庭に育ったそうです。

進学後は教員を志して学び、その後は宮城県の小学校で教壇に立つ日々を送ります。

一方、秋田県出身の明範さんは、大学院で美術を学び、彫刻家の道へ。

ふたりは進学先の地で出会い、やがて結婚。淑子さんは宮城県、明範さんは茨城県つくば市で家庭を築き、3人の娘さんに恵まれます。

結婚後も、明範さんは彫刻制作への情熱を持ち続けていました。

しかし、家族を支えるために美術教師となり、淑子さんも仕事と家事、子育てに奔走する毎日。

てわみ
てわみ

「彫刻は明範さんの生きがい。時に心配や不満もあったけれど、理解し応援してきた」と淑子さんは語ります。

子育てを終えた後の新たな夢

3人の娘たちが成長し、巣立った後、淑子さんはカウンセラー資格を取得。

自分の人生とじっくり向き合い、「趣味として始めた花づくり」が、後に人生を大きく変えることになります。

自然が大好きだった淑子さん。休日には花を育てたり、ガーデン巡りを楽しんだり。

てわみ
てわみ

「いつか自分の手で庭を作りたい」と、静かに夢を温めていました。

故郷・二戸へのUターンと決断

やがて、淑子さんのご両親も高齢となり、父が他界。

実家の農地と家を守る母は一人に。姉たちは遠方で暮らしていたため、「自分が帰らなければ」という気持ちが芽生えます。

2017年、淑子さんは定年退職を迎えると、迷いなく二戸へUターン。

8か月遅れて明範さんも移住し、夫婦二人での新しい生活が始まりました。

二戸の実家には、しばらく放置されていた畑が広がっていました。

「この土地で何か楽しいことをしたい」。

てわみ
てわみ

そこから夫婦二人の新しい夢、“観光ガーデン”づくりへの挑戦が始まります。

夫婦二人三脚で挑んだガーデン作り

最初は、背丈ほどに伸びた雑草や、荒れた土、古くなった農具…。

決して「スタート地点」と呼べる状態ではありませんでした。

それでも、淑子さんは小さな花の苗を買い、少しずつ植え始めます。

明範さんは、通路を整備し、木を伐採し、重い石を運んで庭の基礎を作りました。

何もなかった土地が、春には草花で色づき、夏には青々とした緑が広がり、秋には色とりどりの実が実るようになりました。

二人は、ガーデン雑誌を参考にしながら、地元の気候や土地に合う植物を探し、時には失敗しながらも試行錯誤を続けました。

てわみ
てわみ

近所の方や友人たちも手伝いに来てくれるようになり、少しずつ「ガーデン」と呼べる場所へと変貌していきます。

ついにオープン! 花と彫刻が響き合う「ニノガーデン」

2023年春、長年の夢が形となり、ついに『ニノガーデン』がグランドオープンを迎えました。

入園時には手描きのガーデンマップが配られ、訪れる人は自由に散策できます。

園内にはエリアごとにテーマがあり、

・バラエリア

・ハーブコーナー

・山野草の小道

・北岩手の野生植物ゾーン

など、それぞれが四季ごとに美しい景色を演出します。

そして最大の特徴は、花々と調和するように置かれた明範さんの彫刻作品。

「石彫」「木彫」「金属アート」など、夫婦の人生がそのまま表現されているかのようです。

てわみ
てわみ

季節や天候によって光や影の表情が変わり、一度訪れただけでは味わい尽くせない魅力があります。

地域の人と育む温かな交流

『ニノガーデン』は、ご夫婦だけの力では完成しませんでした。

地元の方々の協力やボランティアも欠かせない存在です。

「草取りを手伝わせてほしい」「イベントのときは声をかけて」と、自然と輪が広がり、今では数十人がボランティアスタッフとして活動しています。

来園者からの「この花の名前は?」「また来たいです!」といった声が、さらにご夫婦の励みとなっています。

また、季節ごとにガーデンイベントやワークショップも開催。

子どもから大人まで参加できる「寄せ植え体験」や、「石皿づくり体験」など、地域交流の拠点としても根付いています。

四季折々の魅力とリピーター続出の理由

「ニノガーデン」は、季節ごとに姿を変えるため、リピーターがとても多いのが特徴です。

:チューリップやクリスマスローズ、山野草が目を楽しませてくれます。

初夏:バラやラベンダーの香りがガーデンを包みます。

:色とりどりの宿根草や紫陽花が見頃に。

:コスモスや紅葉、ダリアが庭を彩ります。

訪れるたびに「前回と違う景色」に出会えるので、何度来ても飽きることがありません。

彫刻家・明範さんの新たな挑戦「石皿づくり」

明範さんは、長年彫刻家として歩んできましたが、岩手への移住後は、ガーデンで見つけた石や素材を生かした「石皿づくり」にも取り組んでいます。

一つひとつ手作業で磨かれた石皿は、素朴でありながら芸術的な存在感。

ガーデンの花々と調和しながら、来園者の目を引きつけます。

こうした作品は、来場者限定でワークショップを行うこともあり、お土産や記念品としても人気を集めています。

夫婦の夢はこれからも続く

6年かけて作り上げた「ニノガーデン」ですが、淑子さんと明範さんの夢は、まだ終わりません。

「もっと多くの人に自然の素晴らしさや、花の美しさを感じてほしい」

「ここを訪れることで、新しい自分の夢や人生に出会ってほしい」

そんな思いを胸に、今も新しいエリアや企画を考え、進化を続けています。

明範さんも、「庭も彫刻も、自然とともに成長し続ける」と語り、常に新しい作品づくりに挑戦しています。

ニノガーデン

ニノガーデン

〒028-6101 岩手県二戸市福岡字横山58-1【google map
TEL 090-6107-6860(代表)
営業時間:10時00分~16時00分
定休日:月曜~木曜

ニノガーデン:公式HP
ニノガーデン:公式Instagram

アクセス・見学情報と周辺のおすすめスポット

ニノガーデンは、二戸市中心部から車で約10分の場所にあります。

ガーデンの入口には駐車場も整備されているので、車でのアクセスも便利です。

開園期間は「春〜秋」。入園時にはガーデンマップが配布され、自由に散策できます。

(最新の開園日やイベント情報は、公式サイトや地域観光協会でご確認ください)

周辺には、日本三大漆の産地「浄法寺漆」や、歴史ある「金田一温泉郷」など観光スポットも豊富。

てわみ
てわみ

庭園めぐりのあと、地元のグルメや温泉巡りも楽しめます。

安比高原・八幡平・二戸の観光スポット


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前回の放送では!
人生の楽園は新潟上越市!マリキータとそば処なおじろうの物語!10月11日放送

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まとめ 〜人生の楽園は自分で創り出せる〜

岩手県二戸市「ニノガーデン」は、藤嶋淑子さんと明範さんご夫婦の「人生を自分の手で切り開く力」「好きなことに情熱を注ぐ素晴らしさ」を体現した場所です。

自然や花、アート、地域の人々とのふれあい――そのすべてが詰まったガーデンには、訪れる人が新しい気持ちで人生を見つめ直せるヒントがあふれています。

もし今、何かに迷っている人や、第二の人生に一歩踏み出したいと思っている方がいれば、ぜひ一度「ニノガーデン」を訪れてみてください。

きっと、花と彫刻に囲まれた丘の上で、新しい自分や夢に出会えるはずです。

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